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ブタクサ?ラグワーツ

夏の間、小さな黄色い花をつける雑草が、家の回りにボツボツ生えていました。とてもセントジョーンズワートに似ているのです。夏の間、何度か観察して、やっぱり違うなと見ていたのですが。

ウェールズにきて、「これ抜かないとだめだよ。これはラグワーツ!!馬がこれを食べると死んじゃう」って、教えてくれる人が何人もいました。それ以来、小さなラグワーツをみると引っこ抜いていたのですが、今年は取りにくい所に数本生えてしまい、花を咲かせ、種まで飛んでしまいました。先週取り除いたのですが、まだ、数本残っていました。

どんな毒素があるのか、知りたかったのですが、昨日エッセンシャルオイルリミットからニュースレターが送ってこられ、その中にこんな記事が載っていました。
ブタクサ?ラグワーツ_b0110999_22202868.jpg

さっき、外で見つけた、ラグワーツ。
ブタクサ?ラグワーツ_b0110999_22142488.jpg

花はわかりますか。変な写真ですが、ちょっと黄色いのが花です。

ワールドヘルスオーガナイゼイションによると、ラグワーツで起こった黄疸は74%の確立で死に至るそうです。なんと一つの植物に種が2万もついていて、一度種が地面にたどり着くと、7年間芽が出る可能性があるそうです。どんな土地でも生えてしまうそう。

この植物にはピロリジダイン・アルカロイド(Pyrrolizidine alkaloids)という毒素が含まれており、血液中に、牛乳や蜂蜜、皮膚、呼吸器系を通じて人体に入り込むようです。なので、花が咲いた時期に、取り除くのは注意が必要のようです。2002年にはこの植物を取り除いていた女性が黄疸になってしまったとのこと。一度血液中に入ると、外にはでていかないようで、肝臓に入りこの細胞をゆっくりと傷つけていくとのこと。恐い話。

知らないで、毒素が体に入ってしまうことがありそうです。特になぜか今年は、この花をあちらこちらで見、馬を放し飼いにしている牧草に花盛りだったのをみて、なんだ、馬に影響がないんだねって家族で話していたのです。

この他にラグワーツの入った蜂蜜も危ないとのこと。でも、蜂蜜を買うときに調べたらいいのでしょうか?
ちなみに、英語の辞書にはブタクサってかいてありました。
Commented by Hisako at 2007-10-02 23:42 x
このラグワーツ=ブタクサなら日本でもよく聞きますね。こんな怖い花なのですね。日本では、よくアトピーや花粉症、アレルギーの原因にあったような記憶があるのですが、、、?日本では、ここまでの被害は聞いたことありません。日本とイギリスでは、種類が違うのでしょうか?
EITHBEDさんも、気をつけて下さいね!
Commented by eithbed at 2007-10-03 20:52
どうなんでしょうかね。昨日ラグワーツを日本語でなんていうのか調べていたら、Comfry(コンフリー)のことが載っていました。どうやら、根に同じ毒分があるようです。ところが、イギリスのガードニングはコンフリーにクレイジーです。家にもあるし、葉を水にいれて、腐らせて肥料にしています。ローマ時代から切り傷に使っていたそうで、コンフリーのクリームもありますが、、、実際は同なのでしょうか??
by eithbed | 2007-10-02 22:44 | 自然な暮らし | Comments(2)

妖精の国ケルト文化が今でも残る南西ウェールズ。大自然に囲まれての環境にやさしく、目覚めの意識を探索の毎日です


by Amakamu(あまかむ)
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