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これからの農牧業

BBCの「ナチュラルワールド」という番組の特集で、デボンシャーの農家の娘で現在はテレビなどのカメラマンの女性がこれからの農業について考えている番組をインターネットでみました(BBC I-player)。

近い将来ガス、石油などがなくなるといいます。現在の状態で地球のエネルギーを使っていくと枯れてしまういうこと。現在の農業には驚くほどの石油が使われているそうです。パックに入ったハムサンドイッチを例に取って話をしていましたが、1、パンに必要な小麦を作るにはまず大きなトラクター(ガソリンを使う)で土地を掘り起こされます。2、土地に必要な微生物は壊されてしまっていますから、石油系で作られる肥料が使われます。3、小麦のハーベストには再び巨大な機械で切り取られ、粉にされます。4、その粉(または小麦)は、それぞれの国に航空便等で送られます。5、パンを焼くには再びエネルギーを使います。6、サンドイッチの中身のハムは、同じような過程をへて作られた肥料を豚に与えて、ハムを作っていきます。7、サンドイッチは石油で作られたパックに入っています。ただのサンドイッチですが、これだけ石油のおかげになっているのです。
これからの農牧業_b0110999_2265559.jpg

それでは農家の将来はどうすればよいのでしょうか?答えは、写真にあるような自然と一緒になって農業を再び考え直していくことです。自然は放って置けば、野原は林になり、森になっていきます。鳥が木になった実を食べ、糞をだし、そこから木々はあちらこちらに運ばれます。

これからの農業は大きな農家ではなく、私たちの小さなスケールのものが動物を飼い、野菜を作っていくことで、膨大なエネルギーを失っていくことなく、家庭のテーブルを飾ることになりそうです。また誰かが作ってくれるのではなく、個人が食に責任を持つ日が訪れるでしょう。
by eithbed | 2009-02-24 22:36 | 自然な暮らし | Comments(0)

妖精の国ケルト文化が今でも残る南西ウェールズ。大自然に囲まれての環境にやさしく、目覚めの意識を探索の毎日です


by Amakamu(あまかむ)
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