平和の紙芝居ウェールズスクール 佐治麻希さん

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なんと美しいお顔でしょう。この方は佐治麻希さん。妙心さまとお呼びした方が良いのかもしれません。このように袈裟を召されて、伊豆のお寺から、南西ウェールズの小さな村の中高に平和の折鶴紙芝居をしてくださるためにいらっしゃってくださいました。
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妙心さんが12歳のときに描かれたという紙芝居を中心にし、広島原爆後白血病になり、12歳で亡くなった貞子さんのお話がされました。

巨大スクリーンにも紙芝居と同じパワフルな絵が写されました。お話に合わせて、音楽も流されました。佐治さんの澄んだお声と、演技と英語の通訳をなさる女性の深いお声がなんとも、日本の美をうまく表現しているように感じました。1時間あまり、ウェールズ語の学校は日本へと変化していました。

生徒さんたちは、短時間中、原爆の恐ろしさ、平和の大切さを心から感じたのではないかと思います。

通訳をなさったのは、松川みどりさん。日本とイギリスの架け橋のために長期間励まれて勲章まで頂いているかたとお聞きしました。
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お話のあと、桜の花びらの形のピンク色の生地に、一人ずつがメッセージを残しました。そして、全員で折鶴を作りました。
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折鶴を作るお手伝いをしている妙心さん。彼女はまだ23歳と若さです。来年はこの折鶴を持ってワシントンへ行かれるということです(現在東京のsadako legacyでは100万羽の折鶴をワシントンに持って行くために、折鶴を募集しています)。

平和の紙芝居をするためなら、妙心さんは、世界のどこでも行かれるようです(まだ24歳という若さです。元気さにいっぱいです。)興味のある方は上記のリンクにご連絡してみればよいと思います。
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折鶴を真剣に作る生徒たち。

この日は私服の日。私服を着る代わりに、募金をする日でした。学校の生徒さんの弟さんが小児癌でアメリカに治療に行かなくてはならず、そのための費用をひねり出すためのそんな大事な日だったのです。ところが、私服を着ているせいか、なんとなく落ち着きがありません。
今回の紙芝居には9年生13-14歳と日本語を夏に勉強した17-8歳の生徒さんが参加しました。


一体、「この子達がどのように紙芝居を受け入れるのか?」、とても興味がありました。何しろ袈裟を着る人などまじかに見たことがない子達。お話が始まる前は皆不思議そうな顔をして見ています。先生たちも、心配そうです。問題児も数人いたそうで、「揚げ足を取るるんじゃないか?」と内心どきどきしていたようです。。ところが妙心さんの驚くほどやさしい澄んだお声でお話を始めると場は「しーん」として、その演技に深く入りこんでいました。すべてが全く新しい経験で、一体何が始まるか興味深々だったようです。

お話が終わると、雰囲気は全く変わっていました。心から感動しているようでした。

終了後、一人ずつが妙心さんとハグしていました。妙心さんの優しさ、元気さ、かわいさを感じた女の子たちはアイドルスターに会ったかのように、「うれし!!ハグしてもらっちゃった」とキャーキャー騒いでいました。

お話を聞いていた一人の先生は、日本語は全くわからなかったけど、彼女の深い思い、演技、絵からすべて理解ができたと言っていました。できたら、学校の生徒全員に聞かせたかったという感想でした。私も同感です。

残念ながら佐治さん一行は、この日は予定が詰まっており、お話が終わるとあっという間に、ウェールズの西の端から、東の端まで旅立って行ってしまいました。一行とお話もできずに、とても残念でした。妙心さんに手を握っていただいたとき、つい涙が出そうになってしまいました。

遠くまで足を運んでいただき、ありがとうございました。
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Commented at 2011-09-25 18:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-09-25 22:58
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Commented by eithbed at 2011-09-26 03:04
みみちゃんさん
松井さんかもしれません。皆さん、ミドリさんって呼んでいらっしゃったので、間違っていたと思います。素敵な方でした。
Commented by eithbed at 2011-09-26 03:10
keiferidaさん
ドイツ人って、なぜか第2次世界大戦の知識を持っていない人が多いような気がします。と、言うか避けているのか?でも知らないようです。以前、そういう場に出会ったとき、あまりの知識のなさに驚いたことがあるんです。

言葉じゃ説明できないことでも、妙心さんのような方が心を込め、話をし、折り紙を折ることで、原爆について伝えられるような気がしました。

涙を流しそうな子供たちもたくさんいたはずですから。うちの娘たちも、非常に感動していました。
Commented by organvita at 2011-09-27 23:27
素晴らしい企画ですねー。こんな方が活躍されていたなんて知らなかったです。イタリアにも来てほしいなあ~
本当の心から出た思いは、言葉を越えて心に伝わるのでしょうね!
子供にも貴重な大変だと思います。素晴らしい!
Commented by eithbed at 2011-09-29 00:33 x
organvitaさん
お願いすれば、きっとイタリアにも行かれるんじゃないかしら?今回は、アウシュビッツにもプライベートで行かれました。

なんと言っても子供たちの反応は思いも欠けずに、素晴らしかったです。これからの人生で広島、原爆、折り紙、日本などと言う言葉を聞くだけで、この日の事を思いだしてくれると思います。

まるで、orgavitaさんのオルガンのようですね。
Commented at 2011-10-08 07:05 x
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Commented by Masa at 2011-10-09 11:17 x
eithbed さんご協力ありがとうございました。
うちの学校での佐治さんの公演の報告に、このサイトの記事紹介しました。
by eithbed | 2011-09-24 18:40 | Comments(8)

イギリス生活が長いわたしですが、12年前にウェールズの山に引越してきました。瓦礫状態に近かった農家を直し、長いこと夢だったおいしい野菜作りに励む日々です。


by eithbed(たかはしふさえ)
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