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ダンボールのお棺

青木新門「納棺夫日記」をお隣の村のenjoy-walesさんにお借りしました。夫の母の死から早々一ヶ月過ぎてしまいましたが、彼のうつくしい文章を読みながら、色々考えさせらればかりでした。
ダンボールのお棺_b0110999_735969.jpg
これが、母のために準備したお棺です。ダンボールでできており、家族みんなで絵やメッセージを書きました。葬儀前日、母を思っての楽しいひと時でした。

ちなみに、このお棺には遺体は入っていません。
ダンボールのお棺_b0110999_742976.jpg
夫たちが、手作り葬儀にしたいと言ったとき、一瞬「なんで?」と思いました。夫も、兄弟たちも、疲れきっていたからです。

3年前に父の葬儀をしたときに、イギリスの安全法の性で、夫や家族たちは父親のお棺を運ばせてもらえませんでした。万が一、運んでいるときに腰を痛めたり、何かが起こってはいけないという、なんとも意味不明な理由からでした。

今回は、「巨額を支払い自分たちの意思が通らないのは、とてもやりきれない」という気持ちから、手作り葬儀にすると、夫はきっぱり言っていました。

その意思を通したことで、なんとも美しい静かな葬儀となりました。

今回、たまたまこのエコお棺の会社を見つけましたが、葬儀屋とお棺を作る会社はつながっているそうで、普通なかなか、一般は買うことができないそうです。夫はそのため、自分で作るつもりだったのですが、この会社を見つけてほっとしていました。

長年看護婦をしてきた母は死ぬ前から臓器を使って欲しいという希望でしたが、結局目のしか使うことができませんでした。この目の一部(角膜)が今、誰かの身体で生きているということです。


死を、命を考える日々です。葛藤をなくし、光をいっぱい感じるような人生を送りたいものです。


今日もブログにいらしてくださり、ありがとうございます。


よい1日をお過ごしください。
Commented by hellebow at 2012-12-22 15:57
Thank you for sharing beautiful experience of your mother in law;s funeral, and your daily this year. I didi'nt send much comment for you though I always enjoy your posts.
Last year was really tough, this year was a bit better for me, even still some difficulty with my hubby. Life goes om anyway, only thing we can do is do right things and pray, rather than solve a problem or change people, I think.
I hope you and your family have a merry Christmas and Happy new year. 새 해복 많이바드새요!
Commented by eithbed at 2012-12-23 19:27 x
hellebowさん
暖かいメッセージありがとうございます。
by eithbed | 2012-12-22 07:32 | Comments(2)

妖精の国ケルト文化が今でも残る南西ウェールズ。大自然に囲まれての環境にやさしく、目覚めの意識を探索の毎日です


by Amakamu(あまかむ)
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