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プリセリ・ブルーストーンの巨石群を求めてのロングウォーク

歩いた、歩いた冬の午後。家から数分車を走らせてから、いつもとは違う山に歩きに行ってきました。朝は曇っていたけれど、歩き出した午後にはこんなに晴れてくれました。

土曜日にペンブロクシャーの考古学研究の話を聞きに行きました。、ストーンヘンジの内側に位置するのブルーストーンはこの辺りから、運ばれて行ったという話はよく聞きますが、実際どの山から持っていったのか?それを探すための探索でした。。
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山を歩き出すと、こんな石と出会いました。

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先に、もっと石がみえてきました。

丘を登れば頂上かと思うと、ただ、ただ、広い高原が広がっているこのあたり。長靴がずぶずぶ入り込んでしまう、湿地帯が多いのです。
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次から、次へと巨石が現れてきます。

この写真の奥に見えるのが、最新の考古学の研究によるとブルーストーンの発掘場所だったとのこと。
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遠くから見るとケルトの十字架のようだったのが、近くによってみると、長細い石だったのがわかりました。
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友人のサイズと石のサイズを比べてください。どれも巨大です。

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「ストーンヘンジまでどうやって石を運んでいったのか?」の話題にもりあがりました。なんと3-4トンもある石が80個ほども、現在でさえ車で4時間ほどかかる場所に持って行ったのですから。

海辺を通って、船で行った説と、陸を通っていった説と2つあるそうです。

ストーンヘンジはBC3500年ほどにもっとも使用されたという話ですが、実は1万年前ほど昔からあったということです。

巨石たちは、遠くから見ると、「指輪物語」の映画にでてくる、石のモンスターのようにも見えます。
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歩いても歩いても、近づかない石の群落のあるところに、1時間半以上歩いてやっと達しました。

鋭い石が突き出して、ちょっと怖い感じも。ところが、隣の石の群落は優しいエネルギーに溢れていました。気がつくと、太陽が沈み始め、空気は冷え、寂しい雰囲気になり、家に早く帰りたくなってきました。
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こんな所に住めるありがたさ。時代を超え、何世代もこの不思議な風景は、人々を魅了してきたのだと思います。このロングウォークの間、出会ったのは、たった2人だけ。なんとも静かで観光とは全く関係のない、ペンブロクシャーの山です。


今日もブログにいらしてくださり、ありがとうございました。

一期一会。そんな思いで生きるこの頃です。
Commented by sa55z at 2013-11-26 06:11
凄いところで、私のイメージ通りの荒涼とした所ですね。
いろいろと巨石文化はありますが、しかし過去の人はどうやって作り上げたのでしょうね。
いつもいつも不思議に思います。
そして、その人のいなさも、なにやら日本人からすれば感動的でもあります。
Commented by eithbed at 2013-11-26 06:23
sa55zさん
わー!!早速コメントありがとうございます。朝、、、お早いことで。。。びっくりです。こちらは夜9時過ぎです。

このあたりは驚くほど荒涼とした場所です。今まで一度しか歩いたことがなかったところをゆっくり、探索するのは、とっても面白かったです。

ほーんとに、人に会うことがないんですよね。特にこの季節は。。。
Commented at 2013-11-26 09:29 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by eithbed at 2013-11-27 03:49
鍵コメさま
コメントありがとうございます。デボンも似たような風景がありますよね。あちらのほうが、ウェールズより広大な感じがします。

私も最初にデボンのダートモアに連れてもらったときは、閑散とした丘と、羊が珍しくって、大騒ぎした覚えがあります。
by eithbed | 2013-11-26 05:19 | ウェールズのおもしろところ | Comments(4)

妖精の国ケルト文化が今でも残る南西ウェールズ。大自然に囲まれての環境にやさしく、目覚めの意識を探索の毎日です


by Amakamu(あまかむ)
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