2007年 07月 06日
家を直すのは、簡単なことじゃなかったのです。It wasn't easy to rebuild a house!!
家に大工さんが入ったのは、去年の5月でした。2年前に引っ越してから9ヵ月後のことでした。
あまりにも家の状態が悪く、いつ崩れてもおかしくないと思っていたので、とりあえず基礎工事と屋根だけは大工さんにやってもらおうというのが私たちの考えでした。残りは主人と私で!!
イギリスではここ数年「グランド・デザイン」や「田舎に引っ越す」のような、田舎に移り都会ではできない生活をし、家を直したり、野菜を育てる。都会や田舎に最新の建築を古い家の中に取り入れたり、建てるというテレビ番組がとても流行っています。私たちもそんな番組を楽しみにしてみていたのですが、いつも膨大な資金が注ぎこまれているのをみて、自分たちでしたらそんなことはないよねって、いつも話しあっていました。
ところが、古い家は、全く先がみえません。いつ壁が崩れてもおかしくないのです。もしかして再び家を建て直さなくちゃいけないかもしれません。思いがけない出費も多いのです。こんなことがありました。現在キッチンと浴室を分けている壁は石壁でした。ところが床を掘リ終わったころ、突然一瞬のうちに私の目の前で崩れてしまいました。あとには200個くらいの大きな石が転がり、5分前に走り回っていた、次女と猫が下敷きにならなくて良かった、、とつくづく思ったものです。結局再び壁を積み上げていかなくてはなりませんでした。
今回ラッキーだったのは、石工で、大工でもあるジムさんが、仕事をしてくれたこと。彼がいなかったら、家は崩れていたはず。彼の技術は素晴らしいのです。そして木工関係をしてくれたスチュワート!!両者とも職人です!!ところが、3ヶ月もあれば、大工さんの仕事が終わるだろうと思っていたのですが、結局10月末までかかってしまいました。
最初は土台を堀りコンクリートをいれ、壁が動かないようにしました。うちの壁はすべて泥、牛や馬の毛と漆喰で積まれていました。そして次に、元キッチンだった煙突部を直しました。
左の方をみてください。巨大な煙突を支えているはずの木材はスッカリ腐っています。この代わりにかっこいい木こりのトムさんが切った、近所のオークを入れることしました。
Look out!! This chimnny is about to fall down.
大きな男5人でももてないほど大きいオーク!!Come on boys!!
煙突を直してから、窓枠、そして2階の窓と次々に進んでいきました。
私の仕事と言えば、最初は穴掘りの手伝い!!それからできることは何でもしました。煙突や窓枠を作っていくうちに、石工のジムさんが漆喰の壁のやり方を教えてくれました。まず、石と石の間に詰まっている(支えている)、土、古い漆喰をピックを使ってとっていくのです。家の外壁、内壁全部です。その後、漆喰と砂を混ぜて壁に塗っていきます。そしてブラシを使って、表面をスムーズにしていきます。なぜか私はこの仕事に非常に向いているそうで、ジムさんいわく、女性の石工となって成功するって!!いうことでしたが、、、残念なことに、力仕事なので、両腕を痛めてしまい一時はすっかり休みを取らなくてはなりませんでした。
ジムさんが漆喰を壁に入れているところ。右の方は、10cmほどピックで石の間を掘り起こし、きれいなパターンが見えます。My Lime teacher Jim.
壁の右側が私がずいぶん手伝いました。この壁で漆喰のやり方を学びました。ある朝は5時おきをして、がんばったものです。昨年はお天気が良かったので助かりました。屋根もだんだんできてきました。I worked hard on this wall.
裏壁も漆喰で埋めました。この壁は私たち夫婦が全部直しました。プライドの壁です(ちょと、でこぼこですが)。屋根と横壁も少しずつできてきたところです。この日はとても気持ちのよい夕方で確か主人がロンドンから帰ってきて、家がだんだんできてきたところを喜んだのを覚えています。Beautiful evening!!
そして11月の中旬にはこんな感じになったのです(これは春の写真)。家の中はもちろんまだまだ、これからのことでしたが。雨の以上に多いウェールズには、外壁、屋根がもっとも大事です。10月末から12月の末までほとんど雨が降ったからです。We are very proud !
This is a gorgous house!!
あまりにも家の状態が悪く、いつ崩れてもおかしくないと思っていたので、とりあえず基礎工事と屋根だけは大工さんにやってもらおうというのが私たちの考えでした。残りは主人と私で!!
イギリスではここ数年「グランド・デザイン」や「田舎に引っ越す」のような、田舎に移り都会ではできない生活をし、家を直したり、野菜を育てる。都会や田舎に最新の建築を古い家の中に取り入れたり、建てるというテレビ番組がとても流行っています。私たちもそんな番組を楽しみにしてみていたのですが、いつも膨大な資金が注ぎこまれているのをみて、自分たちでしたらそんなことはないよねって、いつも話しあっていました。
ところが、古い家は、全く先がみえません。いつ壁が崩れてもおかしくないのです。もしかして再び家を建て直さなくちゃいけないかもしれません。思いがけない出費も多いのです。こんなことがありました。現在キッチンと浴室を分けている壁は石壁でした。ところが床を掘リ終わったころ、突然一瞬のうちに私の目の前で崩れてしまいました。あとには200個くらいの大きな石が転がり、5分前に走り回っていた、次女と猫が下敷きにならなくて良かった、、とつくづく思ったものです。結局再び壁を積み上げていかなくてはなりませんでした。
今回ラッキーだったのは、石工で、大工でもあるジムさんが、仕事をしてくれたこと。彼がいなかったら、家は崩れていたはず。彼の技術は素晴らしいのです。そして木工関係をしてくれたスチュワート!!両者とも職人です!!ところが、3ヶ月もあれば、大工さんの仕事が終わるだろうと思っていたのですが、結局10月末までかかってしまいました。
最初は土台を堀りコンクリートをいれ、壁が動かないようにしました。うちの壁はすべて泥、牛や馬の毛と漆喰で積まれていました。そして次に、元キッチンだった煙突部を直しました。
左の方をみてください。巨大な煙突を支えているはずの木材はスッカリ腐っています。この代わりにかっこいい木こりのトムさんが切った、近所のオークを入れることしました。
Look out!! This chimnny is about to fall down.
大きな男5人でももてないほど大きいオーク!!Come on boys!!
煙突を直してから、窓枠、そして2階の窓と次々に進んでいきました。
私の仕事と言えば、最初は穴掘りの手伝い!!それからできることは何でもしました。煙突や窓枠を作っていくうちに、石工のジムさんが漆喰の壁のやり方を教えてくれました。まず、石と石の間に詰まっている(支えている)、土、古い漆喰をピックを使ってとっていくのです。家の外壁、内壁全部です。その後、漆喰と砂を混ぜて壁に塗っていきます。そしてブラシを使って、表面をスムーズにしていきます。なぜか私はこの仕事に非常に向いているそうで、ジムさんいわく、女性の石工となって成功するって!!いうことでしたが、、、残念なことに、力仕事なので、両腕を痛めてしまい一時はすっかり休みを取らなくてはなりませんでした。
ジムさんが漆喰を壁に入れているところ。右の方は、10cmほどピックで石の間を掘り起こし、きれいなパターンが見えます。My Lime teacher Jim.
壁の右側が私がずいぶん手伝いました。この壁で漆喰のやり方を学びました。ある朝は5時おきをして、がんばったものです。昨年はお天気が良かったので助かりました。屋根もだんだんできてきました。I worked hard on this wall.
裏壁も漆喰で埋めました。この壁は私たち夫婦が全部直しました。プライドの壁です(ちょと、でこぼこですが)。屋根と横壁も少しずつできてきたところです。この日はとても気持ちのよい夕方で確か主人がロンドンから帰ってきて、家がだんだんできてきたところを喜んだのを覚えています。Beautiful evening!!
そして11月の中旬にはこんな感じになったのです(これは春の写真)。家の中はもちろんまだまだ、これからのことでしたが。雨の以上に多いウェールズには、外壁、屋根がもっとも大事です。10月末から12月の末までほとんど雨が降ったからです。We are very proud !
This is a gorgous house!!
Commented
by
Froggy
at 2007-07-06 20:44
x
’WOW’YOU ARE VERY LUCKY TO FIND THIS HOUSE
0
Commented
by
ちか
at 2007-07-06 22:35
x
Commented
by
sato
at 2007-07-07 19:25
x
石の家は南仏に行ってからというもの憧れです。素敵なおうちに大変身ですね。
Commented
by
Hisako
at 2007-07-08 23:23
x
しばらくご無沙汰してました。
毎日チェックはしてましたが。
家の改築の様子等、順番に良く写真を撮ってらっしゃる。
また、照会文がとてもわかりやすく、
苦労して、一つ一つ改築されていった様子がよくわかりました。
日本ではとても考えられないくらいの、時間と労力がかかったことでしょうね!でも、それを楽しんでる様子が伝わりましたよ。
毎日チェックはしてましたが。
家の改築の様子等、順番に良く写真を撮ってらっしゃる。
また、照会文がとてもわかりやすく、
苦労して、一つ一つ改築されていった様子がよくわかりました。
日本ではとても考えられないくらいの、時間と労力がかかったことでしょうね!でも、それを楽しんでる様子が伝わりましたよ。
Commented
by
nature21-plus at 2011-03-02 15:18
まったく、うれしくてうれしくて、涙がでます。。(笑)
もう、もう、すごい!!。たのしい。。
もう、もう、すごい!!。たのしい。。
Commented
by
eithbed at 2011-03-03 05:10
Commented
by
nature21-plus at 2011-03-03 11:35
eithbedさん こんにちは。
>私はロケットストーブに歓喜しているところです。
了解です。
後ほど、ブログに記事にしていないこれまでの資料や写真をすこし整理して見ていただけるように考えます。
ちょっと時間をください。
>私はロケットストーブに歓喜しているところです。
了解です。
後ほど、ブログに記事にしていないこれまでの資料や写真をすこし整理して見ていただけるように考えます。
ちょっと時間をください。
by eithbed
| 2007-07-06 19:38
| 石の家の修復
|
Comments(7)